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レビューと言っても私がいつも書くのは映画そのものや俳優の評価ではなくて、この映画の言いたいところだとかあくまで自分の主観での解釈なんですが(笑)
なので作品レビューとして参考になるかどうかは謎ですねw
さて、前作から気になっていた後編の展開。
前作では死んでGANTZに召喚された人たちが強制的に星人と戦わされるという雁字搦めな生活に、「普通に生きていることの有難さ」みたいなレビューを書いたのですが今回もそれは当然あり、その上にいろいろなテーマが織り成されていたと思います。
人間というものの本質…善い部分だけではなく醜い部分の方がむしろ多く描かれていたかもしれません。
人間は本能的に強欲であること。
「我良し」な人が多い今の世の中、この部分は映画のテーマとしてだけではなく考えなければならない部分なんじゃないでしょうか。
不本意な命令を下されても、それが自分の利の為なら従ってしまうという怖さ。
もっと他の部分で人間として深く考えなければならない筈なのに、考えると葛藤し苦しみに陥るためそれを他者のせいにしてまるで考えず恐ろしいことでも実行してしまう。
ましてや力を手にし、そこに欲が絡めば尚更…
そして戦いについて…
「やられたらやり返す」どんな小さな争いでも大きな争いでも根本はそこにあるかもしれません。
復讐心です。
しかし、やられたらやり返し続けていたのではその苦しみから永遠に抜けられないのです。
どちらかがその連鎖を断ち切らない限り地獄が続く。
犠牲も大きくなる。
それについても深く考える必要があるのではないでしょうか?
その他の部分ですが…人はそれぞれのトラウマを抱えて生きています。
恐らく殆どの人がトラウマを持っているし、自覚もしているんじゃないかと思います。
そのトラウマのせいで苦しみ思うようにいかないこともあると思います。
でもそこを越えないとその苦しみからは解放されない。
それもやはり自分との戦いなのかもしれません。
あくまで主観ですがこの映画を観ていて最大のテーマは、「赦すこと」のような気がします。
自分を含め、他者も柵もこの世の全てを…それは強制的ではなく自問自答し苦しんだ結果の納得です。
全ての執着から離れ全てを赦したとき本当の意味で「新しい朝、希望の朝」がやってくるのかもしれません。
前作から引続いたストーリーでしたが、Parfect Answer だけ見ても分かるように前回の復習もありましたので初めて行かれる方も楽しめると思います。
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